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学術・医療管理研修会が行われました。

 2月10日(金)9時45分から小倉歯科医師会大会議室において、「癌の転移と骨粗鬆症に対する骨吸収抑制剤使用患者への歯科治療ーポジションペーパー2016を受けてー」というタイトルで、講師に九州歯科大学付属病院長の冨永和宏先生をお招きして学術・医療管理研修会を開催した。日本口腔外科学会の薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)に関するポジションペーパーの2016年版において、壊死のステージに関わらず分離した腐骨は除去すべきと改定された事を受け、九州歯科大学での顎骨壊死の治療の症例を紹介した。抜歯などの侵襲的な外科治療は本来骨吸収抑制薬(ARA)の使用前に済ませておくべきだが、すでに投与済みの患者の治療を行う際は、エビデンスレベルの高い報告は無いものの、医科と連絡を取り合いドラッグホリデー(休薬)を行った上で処置をする方が安全であろう、との考えをお示しになった。また愛護的な治療を心がけつつも無理な歯の保存は行わず、将来顎骨壊死を起こさないための戦略的抜歯を紹介するなど、現在行うべき治療に対してのお考えをご教示された。講演後は活発な質疑応答が行われ、参加者の関心の高さを伺わせた。処置に入る前のスクリーニングとしてインターネット上で利用できるWHOの骨折リスク評価ツールのFRAXと、日本口腔外科学会のサイトにて閲覧可能な顎骨壊死のポジションペーパーを紹介して講演を締めくくった



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