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福祉医療研修会が開催されました。


6月16日(火)午後7時30分から小倉歯科医師
会館で第1回福祉医療研修会がありました。

講師に小倉蒲生病院院長の井田能成先生をお迎え
し「認知症の理解と対応」という演題でご講演頂
き続いて、小倉福祉医療委員会の諸藤行信先生が
「認知症の歯科訪問診療の実際」の演題で実際に
訪問診療を行ったケースについて講演しました。

現在、日本の人口の20%以上を65歳以上の
高齢者がしめており、北九州市ではさらに4人に
1人が65歳以上でそのうち、高齢者の10%以
上に認知症が認められているそうです。井田先生
は認知症とはどのようなものであるか、原因疾患、
症状、治療法等細かくまた、患者さんとの会話の
具体例を交え分かりやすく説明されました。言葉
や名前が出てこない(健忘失語)あれ、それ、こ
れで夫婦間の会話をするのは認知症の中核症状の
ひとつだそうです。また、料理は大きな知能を必
要とするため料理の品数が減少してくるのは愛情
が欠けてくるのではなく認知症の実行機能障害か
もしれません。認知症が発症した場合、早期治療
が予後のためには重要であると繰り返し説明され
ました。

諸藤先生は認知症の患者さんの治療開始時、補
綴後等困難な写真撮影だったと思われますが口腔
内写真を提示し患者だけでなく介護者にも予後等
説明の重要さを示されました。介護者に説明した
内容はカルテに記載が必要だと実感されました。
これからわれわれの周囲に認知症患者が増加
していくと考えられている中で認知症の初期症状、
治療等大変有意義な研修会でした。



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